世界大百科事典(旧版)内のJosaphatの言及
【バルラームとヨアサフ】より
…ギリシア語版(編纂者は8世紀の神学者ダマスクスのヨアンネスといわれる)から派生した。仏陀伝説のキリスト教版で,ヨアサフJoasaph(ヨサファトJosaphat)の名はアラビア語ブダサフを経て菩薩にさかのぼる。インドの王子ヨアサフは,父王アベンネルAbennerのあらゆる予防措置にもかかわらず,煩悩を知り,修道士バルラームBarlaamの教化で使徒トマスがインドに伝えたキリスト教を受け入れ,自分の民を改宗に導き,彼らに善行を施すが,やがて王国を捨てて師の許に赴き,敬虔な隠者として一生を送るというもの。…
※「Josaphat」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」