世界大百科事典(旧版)内のkinesisの言及
【くちばし(嘴)】より
…口を開くとき下くちばしを下げると同時に,これに連結した後方の方形骨が動き,それに連なった側方の頰骨(きようこつ)が前方へ押され,さらにこれに押されて上くちばしがちょうつがい関節を中心にして上転する。機械的に動くこのようなしくみを一般にキネシスkinesisといい,このために口を大きくあけることができる。 下くちばしの中央には舌がある。…
【走性】より
…泳ぎ回っているうちにたまたまその範囲に入ったゾウリムシは,その境目にくると,内側へ向けて方向転換するために,結局その範囲から外へ出られなくなって,そこに集まることになるのである。このようなしくみでおこる走性をキネシスkinesis(または無定位運動性)という。 もう一つは,刺激に対して直接ある方向をとって動く場合で,狭義の走性(または前者と区別するために指向走性(またはトポタキシスtopotaxis))という。…
※「kinesis」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」