(読み)くちばし(英語表記)beak; bill

  • ×嘴/×喙
  • ×嘴/×觜
  • はし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

動物の突出した口器。の場合,上下が角質のでおおわれてできたもので,一般に外鼻孔が上嘴の基部に開口している。嘴の形はの種類と採餌様式に対する適応であるため,同じような餌や採餌様式をもつ鳥は類縁関係が離れていても似たような形の嘴となる。前肢となったために,鳥の嘴は手の働きも兼ねていて,採餌以外に物をつまみ上げたり,運んだりする働きもある。

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デジタル大辞泉の解説

《「口端(くちばし)」の鳥類の口の部分に突出する、上下のあごの骨の表面が角質化したもの。えさをとるほか、水飲み、羽の手入れにも使う。食性により形はさまざま。カモノハシウミガメにもみられる。
《「端(はし)」と同語源》くちばし。「鶍(いすか)の―」
「まがりたる―を開きて」〈鴎外・文づかひ〉

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百科事典マイペディアの解説

鳥類の上顎下顎の先端にある角質のさやで包まれた部分。鳥類は歯がないので,くちばしが歯と(くちびる)の働きをするが,餌(えさ)を捕らえたり,羽の手入れをするなど手の機能も兼ねる。木に穴をあけるため(きり)のようにとがったキツツキ,鋭く先が曲がって獲物を捕らえるのに都合のよいワシやタカ,水生昆虫や小魚をはさみとるヘラサギの扁平なくちばしなど,餌のとり方と関係してさまざまな形に変化している。哺乳(ほにゆう)類のカモノハシ,爬虫(はちゆう)類の一部等にもみられる。また,前方に突出した一部のイルカ類の上下顎も俗にくちばしと呼ばれる。

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