世界大百科事典(旧版)内のLaticaudinaeの言及
【ウミヘビ(海蛇)】より
…魚類のウミヘビと混同されることがよくあるが,爬虫類のヘビの仲間である。ウミヘビ類は〈海のコブラ〉と呼ばれるように,形質がコブラ類と類似した点が多く,陸生のコブラ類から進化したものと考えられており,コブラ科のウミヘビ亜科Hydrophiinaeとエラブウミヘビ亜科Laticaudinaeに分けられている。ウミヘビ類は15属53種がペルシア湾,インド洋から西太平洋,オセアニアの暖かい海域に分布し,一部が中央アメリカの太平洋沿岸に達している。…
【エラブウミヘビ】より
…全長1~1.3m,最大1.8mほどで胴が太く,黒潮に乗って本州沿岸にもやってくる。 エラブウミヘビ亜科Laticaudinaeの仲間はウミヘビながら鼻孔が側面に開き,腹板の幅がかなり広く,ひれ状に変形した尾は骨格の支えではなく単に皮膚の変化によるなど,陸生のヘビの形質が多分に残されている。さらにウミヘビでは唯一の卵生種でもある。…
※「Laticaudinae」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」