世界大百科事典(旧版)内のlinkageの言及
【遺伝】より
…このような同一染色体上の遺伝子群は,上述の独立遺伝の法則に従わず,いっしょに子孫に伝わる傾向を示す。この現象を連鎖linkageとよんでいる。トウモロコシのある染色体に芽生えの色(緑色と白色),葉の光沢(非光沢性と光沢性)および稔性(正常と部分不稔)を支配する遺伝子がのっている。…
【遺伝的組換え】より
…これを基にして,いわゆるメンデルの〈独立分離の法則〉が提唱された。
[連鎖linkage]
〈独立分離の法則〉の例外を見いだし,連鎖という概念を最初に出したのはスタートバントA.H.Sturtevant(1913)である。この現象は,複数の遺伝子が〈独立分離の法則〉に従わず組として親から子に(または個体から個体に)伝わるもので,その程度は遺伝子の組合せによって異なるが,通常は50%を越えることはない。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」