世界大百科事典(旧版)内のLirの言及
【ケルト人】より
…なかでもアイルランドの祖先といわれるマイリージアに敗れたトゥアハ・デ・ダナーンTuatha Dé Danann(女神ダヌーの種族の意)がしだいに神格化されていった。ダヌーDanuは豊饒と富の女神,ルーLughは太陽・光・知恵の神,リルLirは息子マナナンMananannと共に海の神であり常若(とこわか)の国の王である。またダグザDagdaは大地の神であり,オグマOgmaは雄弁・詩歌の神で,ケルト最古の文字オガム(オガム文字)の発明者とされ,エーンガス・オグAngus Ogは美・若さ・愛の神で,ヌアザNuadaは戦いの神でありモリガンMorriganは死と血を求め戦場を飛び回る戦いの女神とされ,これらの神々にまつわる話がさまざまに伝えられている。…
※「Lir」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」