maškim(その他表記)maskim

世界大百科事典(旧版)内のmaškimの言及

【裁判】より

…裁判記録らしきものは,現在のところ最古の法典たる〈ウルナンム法典〉の作成より以前,シュメール初期王朝IIIb期(前2500ころ‐前2370ころ)末から残り,以後偏在的ではあるが多くの裁判関係記録が出土している。これによると,初期王朝期末からアッカド時代では,苦情の申立てがあると慣例として役人maškimの世話により随時個々の地域においてその行政長官ensíや長老が司宰者となって衆人の下で裁きが行われたようである。この,いわば裁判集会の場所は定まっておらず,神殿域内,宮殿の門前等で行われ,裁判人は未分化で,行政官や地域住民とくに神官sangが多くその任に当たった。…

※「maškim」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android