世界大百科事典(旧版)内のMoeritheriumの言及
【ゾウ(象)】より
…長鼻類の起源は6000万年前より古く,白亜紀末ないし暁新世の原始的な有蹄類である髁節(かせつ)類に求められる。しかし,化石で知られる最古のものは,始新世後期,4000万年前のメリテリウムMoeritheriumである。化石としてエジプトのファユームで最初に発見されたこの動物には,その地域の湖の古名であるメリ湖の名がつけられた。…
【長鼻類】より
… 次の6科がある。もっとも原始的なのはアフリカの始新世~漸新世のメリテリウム科(メリテリウムMoeritherium)で切歯が上に3対,下に2対,上あごに犬歯があり,バク大で四肢と鼻が短く,骨格はカイギュウ目に近い。アフリカ,ユーラシアの中新世~更新世から知られるデイノテリウム科(デイノテリウムDeinotherium)は切歯が下あごにだけ1対あり,下後方に向かう。…
※「Moeritherium」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」