世界大百科事典(旧版)内のmookの言及
【雑誌】より
…また読物誌だった《文芸春秋》(1923)は戦後,ドキュメンタリーに力をそそぎ,占領時代の暗部,保守政治の裏面,日本共産党の内部事情などを長編の記録読物として,戦後的な国民雑誌を実現した。また1970年代から,平凡社の《別冊太陽》(1972)の成功をさきがけとして書籍的な雑誌としてムックmook(magazineとbookの合成語)と呼ばれる雑誌群が現れ,急速に展開した。
【雑誌をめぐる現代の状況】
大量部数の雑誌には,おびただしい数の広告が掲載されている。…
【出版】より
…そこで毎年数多くの新雑誌が生み出されると同時に,多くの雑誌が廃刊されていくスクラップ・アンド・ビルドが日常化している。また書籍に近い内容,性格をもちながら,雑誌形式で製作,販売されるムックmook(magazineとbookの合成語)と呼ばれるものも多く出版され,出版の多様化を加速している。日本では表2のとおり,2万点を超える各種の雑誌が出版されている。…
※「mook」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」