世界大百科事典(旧版)内のnoblesseの言及
【アンシャン・レジーム】より
…これらの社団を大きく包み込むものとして,中世以来の伝統的な身分制秩序が受け継がれていた。第一身分としての聖職者clergé,第二身分としての貴族noblesse,そしてブルジョアジー以下の第三身分le tiers étatがそれである。革命前夜の総人口2600万のうち,聖職者は約12万,貴族は約35万にすぎないが,彼らは,王税を免除された特権階層を形成していた。…
【貴族】より
…
【西洋】
西洋の歴史において貴族とは,一般に大規模な世襲的土地所有を経済基盤として,生活のための手の労働から解放され,その卓越した軍事的役割と,高貴な血統による排他的門閥形成を通じ,国家の政治的指導の面で大きな特権をもつ身分を指す。英語ではnobility,フランス語ではnoblesse,ドイツ語ではAdel。
[古典古代]
ギリシアのポリスでは,前8~前6世紀,王政から民主政への過渡期に,貴族政(アリストクラティアaristokratia)が実現された。…
※「noblesse」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」