鷹は飢えても穂はつまず(読み)たかはうえてもほはつまず

精選版 日本国語大辞典 「鷹は飢えても穂はつまず」の意味・読み・例文・類語

たか【鷹】 は 飢(う)えても穂(ほ)はつまず

  1. たか(鷹)は死すとも穂はつまず
    1. [初出の実例]「たかはうゆれど穂つまずとは云へどもうゆれば泥中の物をもはむぞ」(出典:玉塵抄(1563)一九)

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ことわざを知る辞典 「鷹は飢えても穂はつまず」の解説

鷹は飢えても穂はつまず

高潔な人物は、どんなに困窮しても不正な利益を得ようとはしない。貧しても節を曲げないことのたとえ。

[解説] 鷹は肉食で、穀物を食べないから、当然のことに過ぎないともいえます。それがことわざとして成り立っているのは、眼光鋭く、大きく羽を広げて孤高に飛ぶ鷹の姿が、穀物も食べる雀などの卑近な鳥と対照され、高潔な鳥として好まれたためでしょう。

英語〕Noblesse oblige.(高貴は拘束する)

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