世界大百科事典(旧版)内のotaviteの言及
【カドミウム】より
…単一の鉱石として存在することはほとんどない。硫カドミウム鉱greenockite,オタバイトotavite(塩基性炭酸塩鉱物)として少量産出するが,亜鉛鉱石には亜鉛の含有量に対し1/100~1/200程の割合で必ず含まれている。古代ギリシアでは,リョウ亜鉛鉱をカドメイアkadmeiaと呼んでいたが,この中にしばしば含まれるのでカドミウムと名づけられた。…
【カドミウム鉱物】より
…カドミウムを含む鉱物の総称。硫カドミウム鉱greenockite CdS,酸化カドミウム鉱monteponite CdO,オタバイトotavite CdCO3,セレンカドミウム鉱cadmoselite CdSeなどがあるが,硫カドミウム鉱以外の産出はまれで,重要でない。硫カドミウム鉱は六方晶系に属するが,異極半面像の結晶をなすことはまれで,ふつう樹脂状光沢の黄色を呈し,粉状または土状被膜として産する。…
※「otavite」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」