世界大百科事典(旧版)内のPénicaudの言及
【七宝】より
…15世紀末に,銅板の表面にエマイユで直接描いて焼成した〈エマイユ絵émail peint〉が行われ,16世紀にはこの新技法が一般的になった。代表的作家としてペニコーPénicaud家,レオナール・リムーザンを始めとするリムーザン家(いずれもリモージュで活動)らが知られる。さらに17~18世紀には,16世紀に始まる青味をおびた黒地の上に白いエマイユで描くグリザイユ技法émail en grisailleがリモージュを中心に流行し,18世紀にはとくに腕時計やタバコ箱など小型の貴金属細工に使用された。…
※「Pénicaud」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」