世界大百科事典(旧版)内のPaiōnの言及
【シャクヤク(芍薬)】より
…【田村 道夫】【萩屋 薫】【新田 あや】
[民俗・伝承]
西洋では古代ギリシアから中世にかけて,シャクヤクは最大の効能をもつ薬草として尊ばれた。その英名peonyと属名Paeoniaは,ギリシア神話の医神パイオンPaiōnに由来する。パイオンは後にアスクレピオスとも混同され,この医神がシャクヤクの根を用いてハデス(プルトン)など多くの神々の傷をいやしたとする伝承を生みださせた。…
※「Paiōn」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」