世界大百科事典(旧版)内のparisienの言及
【スープ】より
…(f)タイエtaillé 材料の種々の野菜を色紙やさいの目の形に切りそろえ,ブイヨンで煮てこさずに食べる。代表格はジャガイモとポロネギを主としたパリジャンparisien,これにニンジン,サヤインゲンなどの豆類を加えたキュルティバトゥールcultivateurなど。 このほか,特殊なものに,主菜となるポトフー,プロバンス風のブイヤベース,イタリアのミネストローネminestrone(コンソメにタマネギ,ニンジン,セロリなどを入れ,ゆでたマカロニか米でとろみをつけたもの),ロシアのボルシチ,アメリカのクラムチャウダーclam chowder(アサリ,ジャガイモ,タマネギ,塩漬の豚肉などを牛乳で煮込んだニューイングランド風と,トマトを加えたマンハッタン風がある),スペインのアンダルシア地方のガスパチョgazpacho(トマト,キュウリ,タマネギ,ニンニクなどの生野菜に油,酢,香辛料を加えて調味し,冷たく仕上げたもの)などがあげられる。…
※「parisien」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」