世界大百科事典(旧版)内のperidotの言及
【カンラン石(橄欖石)】より
…一方,オリーブは別種の植物である橄欖と誤訳され,それに従い鉱物名も〈橄欖石〉と訳された。 透明な暗緑色の美しいカンラン石は古代から宝石として用いられ,ペリドットperidotと呼ばれる。最高級品質のものは紅海のゼビルゲットZebirget島(セント・ジョンズ島)と北ミャンマーであり,そのほかノルウェー,オーストラリア,ブラジルやアメリカからも産出する。…
【トパーズ】より
…OHとFの秩序配列およびO-H結合の配向性で対称性が三斜晶系まで低下するものがある。【秋月 瑞彦】
[宝石]
紅海のセント・ジョン島からペリドットperidot(カンラン石(オリビン)の一種フォルステライトの宝石種)が産出するが,古い時代にはこの石がトパーズと呼ばれ,現在のトパーズとの混同があった。トパーズはAl2SiO4(OH)2の成分をもつ水酸基(OH)タイプと,Al2SiO4(F)2のフッ素(F)タイプの二つに大別される。…
※「peridot」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」