世界大百科事典(旧版)内のpolarographyの言及
【ボルタンメトリー】より
…ボルタンメトリーは白金,水銀,カーボンなどの指示電極(作動電極)を用いて電気分解を行い,そのときの電流‐電位曲線(ボルタモグラム)から電極‐溶液界面で起こる種々の化学現象,とくに酸化還元反応に関する情報を得る。 ボルタンメトリーという呼称は,ポーラログラフィーpolarographyを含む主として電位規制の電気化学的手法に関して,オランダのコルトホフIzaak Mauritis Kolthoff(1894‐ )が与えた総称である。電位の基準は,微小の電流が流れても安定な値を示す,飽和甘汞(かんこう)電極saturated calomel electrode(SCEと略称),銀‐塩化銀電極(Ag/AgCl)などが用いられる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」