世界大百科事典(旧版)内のritornelloの言及
【協奏曲】より
…1711出版)において確立される。その特徴は,第1に急・緩・急という3楽章形式を定式化して急速楽章において独奏者の妙技を十分発揮させたこと,そして第2には,両端の楽章で独奏(ソロsolo)と総奏(トゥッティtutti)が規則的に交代するリトルネッロritornello形式を確立,コレリにおいてはいまだ流動的であった形式に明快な彫塑性を与えたことである。ビバルディはまた,作品8に含まれる有名な《四季》(1725出版)のように,標題的な協奏曲においても新分野を開拓した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」