世界大百科事典(旧版)内のSasaの言及
【クマザサ】より
…日本の庭や公園に観賞用に最もよく植えられているイネ科のササの一種。異名の辺(へり)取り笹(ざさ)が示すように,葉の縁が白く隈取りになるから隈笹という。熊笹ではない。またアタゴザサともいう。じょうぶで細長い地下茎があり,稈(かん)はよく茂り,やや斜上した根もとでまばらに枝分れし,上部は立ち上がり,高さは60~130cmである。タケの皮には粗い毛がある。節から通常1本の枝を出し,その先端部に5~7枚の葉をつける。…
【ササ(笹)】より
…稈(かん)は低く多くは2m以下,節から出る枝も少数で,それに比較的大型の葉をつける。植物学的にはササ属Sasaのほかに,カンチク属Chimonobambusa,メダケ属Pleioblastus,ヤダケ属Pseudosasa,スズダケ属Sasamorpha,アズマザサ属Arundinariaなどの数属を含み,常緑であるが,種によっては葉の周辺部が冬には白色となって隈の入るものや,大部分の葉を落とすものもある。 ササは熱帯にはほとんど見られず,東アジアの暖帯以北,むしろ温帯や亜寒帯に多く分布している。…
※「Sasa」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」