世界大百科事典(旧版)内のsavingの言及
【貯蓄】より
…経済主体が受け取った所得のうち消費されなかった部分をいう。個々の主体にとっては貯蓄は購買力を将来へ移転するという行為であるが,マクロ的には次のような意味あいがある。すなわち,貯蓄を増大させるということはその時点で考えれば,財の消費を減らすということであるから,有効需要(有効需要の原理)を減らし,所得や雇用を減少させる可能性がある。これは今日の発達した経済では貯蓄する主体が将来の消費を増やすために投資を同時に行うという場合が少ないことに依存している。…
※「saving」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」