世界大百科事典(旧版)内の《Schwanengesang》の言及
【ペスタロッチ】より
…1805年にはイベルドンに新学校を設立し,数年間は全ヨーロッパの教育のメッカとして発展させ,プロイセンをはじめとする諸外国からも有為の青年教師たちが派遣されたが,ペスタロッチの指導力の欠如と協力者たちの不和・分裂のためしだいに衰退していった。25年,彼はこの学園を去って再びノイホーフに戻り隠棲したが,同年生涯の総括として自伝的著作《白鳥の歌Schwanengesang》を公刊した。そのなかで人間の諸能力と人格の調和的発達の重要性を強調し,そのかなめとしての道徳性の発達を重視する視点から〈生活が陶冶する〉という原理を主張した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」