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白鳥の歌 ハクチョウノウタ

デジタル大辞泉の解説

はくちょう‐の‐うた〔ハクテウ‐〕【白鳥の歌】

死ぬまぎわに白鳥がうたうという。その時の声が最も美しいという言い伝えから、ある人が最後に作った詩歌や曲、また、生前最後の演奏など。
《原題、〈ドイツ〉Schwanengesangシューベルトの歌曲集。1828年の作で、遺作。ハイネらの歌詞による14曲からなる。本作と「冬の旅」「美しき水車小屋の娘」はシューベルト三大歌曲集とよばれる。

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百科事典マイペディアの解説

白鳥の歌【はくちょうのうた】

シューベルトの14曲からなる歌曲集《Schwanengesang》。いずれも死の年(1828年)に書かれたものをウィーンの出版社がまとめたもので(出版1829年),特に第4曲《セレナード》は有名。

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デジタル大辞泉プラスの解説

白鳥の歌

英国の作家エドマンド・クリスピンのミステリー(1977)。原題《Swan Song》。「ジャーヴァス・フェン教授」シリーズ。

白鳥の歌

オーストリアの作曲家フランツ・シューベルトの歌曲集D957(1828)。原題《Schwanengesang》。全14曲。『美しき水車小屋の娘』、『冬の旅』とともにシューベルト三大歌曲集の一つとして知られる。彼の死後、遺作として編纂されたもの。ハイネ、レルシュターブらの詩に基づく。

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世界大百科事典 第2版の解説

はくちょうのうた【白鳥の歌 Schwanengesang】

F.シューベルトの晩年の遺作を集めて,1829年ウィーンの出版社ハスリンガーが歌曲集として出版したもの。 H.F.L.レルシュタープの詩による7曲,ハイネの詩による6曲に,J.G.ザイドルの詩による《鳩の郵便Die Taubenpost》を加えた14曲からなる。最初の13曲については,シューベルト自身も連作歌曲集を意図していた。壮絶な第13曲《影法師Der Doppelgänger》は,その独自の抒情詩的劇唱によって特に有名である。

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大辞林 第三版の解説

はくちょうのうた【白鳥の歌】

死に瀕した白鳥が歌うという歌。
転じて、最後の歌。最後の作歌・作曲・演奏などをいう。シューベルトの歌曲集が有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

白鳥の歌
はくちょうのうた
Schwanengesang

『美しい水車屋の娘』『冬の旅』と並ぶシューベルト三大歌曲集の一つ。ただし、前二者が内容に一貫性をもった連作歌曲集であるのに対し、この歌曲集は1828年、すなわち生涯の最後の年にシューベルトが作曲した14の歌曲(レルシュタープの詩によるもの七曲、ハイネ六曲、ザイドル一曲)を、彼の死後ウィーンの出版者ハスリンガーがまとめて公にしたものである。したがってシューベルト自身が編纂(へんさん)した歌曲集ではなく、また『白鳥の歌』(「告別の歌」の意)も出版者があとからつけた題名である。曲集としての一貫性には欠けるものの、個々の歌曲にはシューベルト晩年の精神の諸相を明確に映し出している名作が多い。レルシュタープの詩による有名な「セレナーデ」Stndchenや、ザイドルの詩による「鳩(はと)の使い」Die Taubenpostのように叙情的な旋律を中心にした曲もあれば、またハイネの詩による「影法師」Der Doppelgngerのように、朗読風の歌と独特の和声法によって、歌詞の心理的な面を深く掘り下げた作品もある。とりわけ、シューベルトが死の年に初めて出会ったハイネの詩は、「都会」Die Stadtのピアノ前奏にみられるように、彼を触発して歌曲表現に新しい地平を開かせている。[三宅幸夫]

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世界大百科事典内の白鳥の歌の言及

【ハクチョウ(白鳥)】より

…ワーグナーの楽劇《ローエングリン》は〈白鳥の騎士〉の伝説を扱ったものでとくに有名である。なお,白鳥は臨終の際,妙なる声で歌うという伝説があり,〈白鳥の歌swan song〉の語が,辞世とか芸術家の最後の作品の意でも用いられる。【谷口 幸男】。…

※「白鳥の歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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