世界大百科事典(旧版)内のtathāgata-garbhaの言及
【如来蔵説】より
… 〈如来蔵説〉とは,すべての人々に,如来すなわち仏となりうる可能性があるという主張で,人々が本来もっている〈自性清浄心(じしようしようじようしん)〉に悟りの可能性を見いだして,これを〈如来蔵〉あるいは〈仏性(ぶつしよう)〉と呼ぶ。〈如来蔵〉の原語は,サンスクリットでタターガタ・ガルバtathāgata‐garbhaであり,〈如来の胎児〉を原意とする。すべての人々は,如来を胎児として蔵しているという意味である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」