世界大百科事典(旧版)内のtheismの言及
【無神論】より
…神の存在を否定する哲学的学説。有神論theismに対する。無神論という言葉はしばしば濫用されたが,汎神論,理神論,不可知論等と混同されてはならない。無神論は歴史的には多くの場合唯物論と結びついていた。古代における無神論の主要なものは,原子論的唯物論の立場に立つデモクリトス,エピクロス,ルクレティウスの思想である。ルネサンス以降,古代思想の復興に伴いさまざまな無神論的傾向が現れたが,無神論が古典的形態をとって現れ,宗教にたいして公然と宣戦したのは,18世紀半ばのフランスの唯物論者たちにおいてである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」