世界大百科事典(旧版)内のVarennesの言及
【マリー・アントアネット】より
…フランス革命が始まると,態度を決めかねていた夫王を促して革命に反対するようにしむけ,宮廷における反革命の陰謀の中心になった。とくに,91年6月,実家オーストリアの皇帝と通謀して,フランス国王一家の国外逃亡をはかって失敗するというバレンヌVarennes事件をおこし,王家に対する国民の不信を決定的なものにした。92年8月に王政が廃止されたのちは,夫王や子どもたちとともに捕らえられ,夫王が処刑されたのち,彼女もまた裁判にかけられて,93年10月に断頭台で処刑された。…
※「Varennes」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」