世界大百科事典(旧版)内のVasudevaの言及
【クリシュナ】より
…やがてクリシュナはヤーダバ族の奉ずる神バガバットと同一視され,さらに太陽神ビシュヌの化身とみなされるようになり,ビシュヌ教のバーガバタ派の最高神となった。 後代に発達したクリシュナ伝説によれば,ビシュヌは暴虐な王の姿をとって地上に出現した悪魔たちを成敗するために,ヤーダバ族のバスデーバVasudevaとその妻デーバキーの息子クリシュナとして生まれた。デーバキーの兄のカンサの迫害を恐れ,クリシュナは兄のバララーマBalarāmaとともに牛飼村の長ナンダとその妻ヤショーダーにより養育されたが,少年期より奇跡を現じて幾多の悪魔たちを殺し,ついには悪王カンサを殺した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」