伏せ越し(読み)フセコシ

デジタル大辞泉 「伏せ越し」の意味・読み・例文・類語

ふせ‐こし【伏せ越し】

《「ふせごし」とも》河川の下を横切るように設置された水路

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の伏せ越しの言及

【サイフォン】より

…1気圧の下での水の場合,この限界は約10mである。サイフォンは外気に触れるのをきらう薬液の移しかえ,発電用の水を貯水池から導く場合(伏せ越しという)などに用いられる。【橋本 英典】。…

【上水道】より

…都市や集落へ飲料水を供給する施設の総体をいう。日本では江戸時代初期に生活用水の供給を主目的とする水利施設が初めて設けられたときに,それまでの農業用水施設と区別して上水,または水道ということばが用いられた。現在では都市への用水供給施設のうち,飲用(家庭用)を目的に含めていない水道(工業用水道など)に対して,飲用水の供給施設を一般に上水道と呼んでいる。行政用語としては〈水道事業〉を計画規模によって上水道(計画給水人口5001人以上)と簡易水道(101人以上5000人以下)に分けているほか,水道局へ浄水を卸売する用水供給事業,特定の対象に給水する専用水道に区分している。…

【トンネル】より

…土木建築用の石材の切出しも鉱物の採掘と同様,トンネル技術の発達を促し,併せて地下通路,通水路(上下水道,灌漑など),墳墓などのトンネルもつくられた。 日本でも,1632年(寛永9),金沢市内で兼六園と城とに通水するため,犀川上流から水路トンネルや伏せ越しと呼ばれる逆サイホンなどを用いた辰巳(たつみ)用水の工事が着手されており,66年(寛文6)には明治維新以前の日本における最大のトンネル工事であった箱根用水の工事が始まっている。また佐渡の金山が盛んに採掘されたのも,この時代である。…

※「伏せ越し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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