水路(読み)すいろ

精選版 日本国語大辞典「水路」の解説

すい‐ろ【水路】

〘名〙
① 水の流れるみち。特に、用水を送るみち。
※東寺百合文書‐を・嘉吉二年(1442)二月日・上久世庄名主百姓等目安「不可有水路候之間、おのづから苗代をもゑ仕候べからず候間」
※セルロイドの塔(1959)〈三浦朱門〉一六「水路を作っておいて堤防を切れば、水はドッと流れるが」
② 船の通るみち。海、湖、河川、運河など、船舶の航行できる水面。国内水路と国際水路がある。船路(ふなじ)。航路。水脈。
※栄花(1028‐92頃)殿上の花見「住吉の道に述懐といふ心を、〈略〉或棹華船、而取水路。或脂金車、而備陸行
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉七「壮士百五十人軍律を破り屯所を脱して水路(スヰロ)を進み来り」
③ 水泳競技で一人の競技者に与えられたプールの部分。コース。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「水路」の解説

水路
すいろ
waterway

海,運河など,船舶の航行することのできる水面。国内水路と国際水路とがあり,後者については協調をはかるため 1912年モナコに国際水路局が設置され,5年ごとに国際水路会議が開かれている。

水路
すいろ
aqueduct

水を移送するための人工の通路。目的によって灌漑用の用水路排水路,上下水道用水路,発電用導水路,多目的導水路などに,形式によって開水路管水路などに分けられる。歴史は古く,バビロニアアッシリアエジプトにおける灌漑用水路,ギリシア世界における灌漑用水路および池や噴水池に水を供給する水路トンネルなど,多くのすぐれた技術が知られている。この伝統は古代ローマに受継がれ,有名なアッピア水路 (前 312,長さ 16.5km) やアニオ・ウェトゥス水路 (前 272,長さ 51km) など,多くの水路が建設された。日本でも戦国時代以後,多くの水路が建設され,第2次世界大戦後は愛知用水豊川用水香川用水など大規模な水路が建設されている。

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デジタル大辞泉「水路」の解説

すい‐ろ【水路】

水の流れるみち。
用水を流すためのみち。送水路。「水路を引いて開墾する」
海・河川・運河などの船舶の通るみち。航路。
プールをブイでいくつかに区切り、競泳者が泳ぐ部分を定めたみち。コース。「短水路」「長水路

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