水籠(読み)みずごもる

精選版 日本国語大辞典 「水籠」の意味・読み・例文・類語

みず‐ごも・る みづ‥【水籠】

〘自ラ四〙
① 水の中にはいる。
② 水の中にいて、声がくぐもる。
浄瑠璃・浦島年代記(1722)入部の纜「うんと叫ぶも声水ごもり」

み‐こも・る【水籠】

〘自ラ四〙 水中に入りかくれる。水中にひそみかくれる。みがくる。転じて、胸に秘め隠す。
※後撰(951‐953頃)恋四・八九〇「池水のいひ出づる事のかたければみこもりながら年ぞへにける〈藤原敦忠〉」

みず‐かご みづ‥【水籠】

〘名〙 水のはいった瓶などを入れて軒などにつるしておくかご。〔多識編(1631)〕
※俳諧・富士石(1679)三「水籠(みづカゴ)や軒の下渋つるし柿〈調幸子〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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