陽極泥(読み)ようきょくでい

精選版 日本国語大辞典 「陽極泥」の意味・読み・例文・類語

ようきょく‐でいヤウキョク‥【陽極泥】

  1. 〘 名詞 〙 金属を電解する場合、精製しようとする金属よりもイオン化傾向の低い不純物が液中に移らずに陽極付近に沈んだものをいう。電気精銅法における陽極泥は金、銀などの精錬原料になる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の陽極泥の言及

【スライム】より

…【井上 外志雄】 金属を電解精製する際には,陽極金属中に含まれる不純物などが,電解液に溶けずに微粒子状態で陽極表面に泥状に残ったり,電解槽の底にたまる。これを電解スライム(陽極泥)という。たとえば,銅の電解精製の際には,粗銅中の金,銀,鉛,セレン,テルルなどはこのスライム中に濃縮されるので,副産物として回収される。…

※「陽極泥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む