ぱちん(読み)パチン

デジタル大辞泉 「ぱちん」の意味・読み・例文・類語

ぱちん

[副]
固い物が強く当たって立てる音を表す語。「ぱちり」よりも鋭い感じを表す。「ぱちんスナップを留める」「指をぱちんと鳴らす」
物が勢いよくはじけたりする音を表す語。「栗がぱちんとはぜる」
[名]ぱちん留め」の略。
[類語]1ぱちぱちぱちりかちかちちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかちゃかちゃかちりこつこつどんとんとんとんどんどんかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりかんかんがんがん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぱちん」の意味・読み・例文・類語

ぱちん

[1] 〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 金属など硬い物が発する鋭く小さい音を表わす語。刀のふれ合う音、口金を締める音、スイッチの音、碁を打つ音など。
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後「漸く帯留のパチンと緊ったのは八時」
※はやり唄(1902)〈小杉天外〉六「ぱちんぱちんと碁石の音が響く」
[2] 〘名〙 (金具を合わせてとめる際に発する音から) 帯留めの両端につける金具。また、それのついた帯留め。ぱちんどめ。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙一四「僕は折々に帯留(パチン)と変じて、卿が解やすき下紐を押へん」

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