ことり(読み)コトリ

デジタル大辞泉 「ことり」の意味・読み・例文・類語

ことり

[副]かたい物どうしが触れたり、軽く当たったりしたときの音を表す語。「石鹸せっけん箱がことりと鳴る」「二階ではことりとも音がしない」
[類語]ちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃかちゃかちゃかたりがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかちゃかちゃかちりかちかちこつこつどんとんとんとんどんどんかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりかんかんがんがんどてんどたんどたりすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんどしんばあんぱあんばたりぱたりばたんぼおんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽこぽこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ことり」の意味・読み・例文・類語

ことり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 小さい固い物が触れてあたる音を表わす語。小さい一つの音だが、何の音もしない静かな中で、はっきりとひびいて聞こえるような物音をいう。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五「今度はへっついの影で吾輩の鮑貝がことりと鳴る」

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