へろへろ(読み)ヘロヘロ

デジタル大辞泉 「へろへろ」の意味・読み・例文・類語

へろ‐へろ

[副]弱々しく威力のないさま。「へろへろと倒れかかる」
[形動]に同じ。「へろへろ投球
[類語]なえなえよれよれへたへたへなへなしなしななよなよなよやかぐにゃぐにゃふにゃふにゃぶよぶよくにゃくにゃぐにゃっとくにゃっとくなくなぐなぐなぐにゃりぐんにゃりぐんなりしなやかふかふかふわふわふわっとふわりふんわりふっくらふくふくぷくぷくぷよぷよぷにぷにしんなりぷるんぷるぷるぷりぷりしこしこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「へろへろ」の意味・読み・例文・類語

へろ‐へろ

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) しっかりせず、よわよわしいさまを表わす語。
四河入海(17C前)一一「流麗。白云、字の貌のへろへろとしてよわき也」
[2] 〘形動〙
① 力や威力がなく、取るに足りないさま。ひょろひょろ。へらへら。多く、そういう人や物をあざけっていい、「へろへろ武者」「へろへろ矢」などと熟しても用いる。
銃後(1913)〈桜井忠温〉三一「菜のやうに青くなった露兵君も、しまひにはモヤシのやうにヘロヘロになったか」
② いいかげんなさま。
浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)三「人の子じゃとてとろくへろへろにはしておかぬ筈」
[3] 〘名〙 腰抜け者。力の弱い人。
※浄瑠璃・勇金平(1716)五「汝らごときのへろへろに、お手をよごすはりょぐゎいとて」

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