刻一刻(読み)コクイッコク

デジタル大辞泉 「刻一刻」の意味・読み・例文・類語

こく‐いっこく【刻一刻】

[副]しだい時間が経過するさま。しだいしだいに。刻々。「運命の時が刻一刻(と)迫る」「夕焼けの色が刻一刻(と)変化していく」
[類語]刻刻時時刻刻徐徐にだんだん次第においおい漸次次第次第に歩一歩・一歩一歩・着着ちゃくちゃく日に日に日増しにようや年年ねんねん年一年年ごと年年としどし毎年まいねん日一日見る見るずいとぐいとぐんぐんどんどんすらすらめきめき見る間にとんとんぐいぐいどしどしずんずんさっとさっさとっととはかばかしい円滑スムーズすいすいとんとん拍子順調快調好調淀みない淀みなく上首尾首尾良くはかどる電光石火はかないあっと言う間間髪をれず迅速速やか立ち所に即座即刻時を移さずすぐさま途端たちまち矢継ぎ早波に乗る

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精選版 日本国語大辞典 「刻一刻」の意味・読み・例文・類語

こく‐いっこく【刻一刻】

〘副〙 (多く「に」「と」を伴って用いる) 次第に時間が経過するさまを表わす語。しだいしだいに。刻々。
草枕(1906)〈夏目漱石〉六「花曇りの空が、刻一刻に天から、ずり落ちて、今や降ると待たれたる夕暮欄干に」

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