デジタル大辞泉 「所詮」の意味・読み・例文・類語
しょ‐せん【所詮】
1 最後に落ち着くところ。
「せっかく鳥に生まれて来ても、…なんの―もないことじゃぞ」〈賢治・二十六夜〉
2 仏語。経文などによって表される内容。
[副]
1 最後に行き着くところを述べるときに用いる。どうこう言っても結局は。つまるところ。多く、否定的な意味の語句を伴って用いる。「
2 (命令・意志を表す語句を伴って)こうなったうえは。それでは。
「―こなたの念仏をば留め候ふべし」〈謡・隅田川〉
[類語]つまり・要するに・結局・矢張り・