デジタル大辞泉
「本当」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ほん‐とう‥タウ【本当・本統トウ】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )
- ① 偽りでなく事実・真実であること。見せかけでなく実際であること。また、そのさま。ほんと。
- [初出の実例]「まだしぶいとてすて、ほんとうにいろむまでにはくいさしにしてすてる柿が数もかぎりもなき事也」(出典:談義本・山家一休(1770)二)
- ② もともとの筋道であること。本来。また、あるべき姿であること。まったくそのものであること。実物そのものであること。また、そのさま。ほんと。本途。
- [初出の実例]「世の中をあきらめ、ほんとうの人となり」(出典:黄表紙・江戸生艷気樺焼(1785)下)
- ③ 事実がはなはだしいこと。また、そのさま。心底。しんから。まったく。ほんと。
- [初出の実例]「貴僧は真個(ホンタウ)にお優しい」(出典:高野聖(1900)〈泉鏡花〉二二)
ほん‐と【本当】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )( 「ほんとう(本当)」の変化した語 )
- ① =ほんとう(本当)①
- [初出の実例]「いかにほんとらしく申せばとて」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉六)
- ② =ほんとう(本当)②
- [初出の実例]「だって君は体がほんとで無いっていふんぢゃあないか」(出典:大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉一二)
- ③ =ほんとう(本当)③
- [初出の実例]「真個(ホント)に教育のないといふ者は仕様のないもんですネー」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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