鵜の目鷹の目(読み)ウノメタカノメ

デジタル大辞泉 「鵜の目鷹の目」の意味・読み・例文・類語

たか

鵜や鷹が獲物を求めるように、熱心にものを探し出そうとするさま。また、その目つき。「鵜の目鷹の目で掘り出し物を探す」
[類語]狙ううかがうつけねらう探る狙い澄ます狙いを付けるまじまじじっとじろじろじろりきょろりぎょろりきょときょときょろきょろぎょろぎょろしげしげつくづくはたはった明視がん熟覧細見嘱目瞠若どうじゃく瞠目どうもくめつすがめつのみ取りまなこ視一視目する見入る見張る見澄ます目を凝らす注目虎視虎視眈眈たんたん注視刮目かつもく目配り凝視目撃着目着眼直視正視見る眺める見遣る見詰める見据えるにら目に留まる目を留める目を配る目を注ぐ目を付ける目を向ける目をくれる視線を注ぐ目を遣る目にする目を据える瞳を凝らす瞳を据える目を奪われる目を輝かす目を光らす目を転ずる目を向ける目が行く目を皿にする物見高い物好き物好きしゃ好事こうず好事家こうずか酔狂道楽数寄すき多趣味悪趣味好奇好奇心新しがり新しがり屋新し物好き初物食い心寄せ好き好き気に入りお気に入り趣味好み嗜好しこう同好横好き愛惜こだわるこだわりいかれる凝り性偏執狂マニアマニアックモノマニアックモノマニアむしおたくつうれ者凝り屋愛好のぞのぞき見のぞき見るのぞき込む盗み見るうかが透き見野次馬野次馬根性興味本位興味津津しんしん目を輝かす目を奪われる見る目ぐ鼻ぎ回る助平根性物珍しい

うのめ‐たかのめ【×鵜の目×鷹の目】

」の句

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精選版 日本国語大辞典 「鵜の目鷹の目」の意味・読み・例文・類語

う【鵜】 の 目(め)(たか)の目(め)

  1. 鵜が魚をあさり、鷹が鳥を求める時の目つきのように、鋭く物を捜し出そうとする目つき。また、そのようなさま。
    1. [初出の実例]「うの目鷹の目とことわざに云ぞ。はやう物をみつくることなり」(出典:玉塵抄(1563)一五)
    2. 「何がな珍しき物見出さんと、鵜(ウ)の目鷹(タカ)の目にてさがし求むれば」(出典:談義本・根無草(1763‐69)前)

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ことわざを知る辞典 「鵜の目鷹の目」の解説

鵜の目鷹の目

鵜や鷹が獲物をあさるときのように、鋭く物を捜し出そうとする目つき。また、そのようなさま。特に、好奇心から多くの者が何か探ろうとするさま。

[使用例] どうも気になって落ちつかないので、とうとう私は、Mさんからその本を借りて、いい加減にぱっと開いて、その箇所を鵜の目鷹の目で読みはじめた[太宰治津軽|1944]

[解説] 「ウノメ」「タカノメ」は硫黄の上等品の名で、いずれ劣らぬの意とする説もあります。

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