ろうたげ

精選版 日本国語大辞典 「ろうたげ」の意味・読み・例文・類語

ろうた‐げ ラウた‥

〘形動〙 (形容詞「ろうたし」の語幹接尾語「げ」の付いたもの)
① いかにもかわいらしく見えるさま。可憐に見えるさま。心ひかれていとおしく思われるようなさま。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「かくらうたげなる子を、かくいだしありかする」
② 上品で気高く見えるさま。
※浄瑠璃・義経千本桜(1747)四「玉座を設(もふけ)安徳帝臈(ラウ)たけなる御姿」

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