精選版 日本国語大辞典 「語幹」の意味・読み・例文・類語
ご‐かん【語幹】
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語の構成要素の一つで、接辞が付属しうる部分。語幹の意味が接辞の意味により修飾され、その逆ではないという点で、語幹が語の中核となる。「見‐ル」「見‐レバ」では、語幹〈見〉に(同一の文法クラスに属する語幹のすべてについて、語形変化系列をつくる)屈折接辞が付属する。「ふる‐本」「本‐や」では、語幹〈本〉に(限られた範囲の語幹について別の語幹または語をつくる)派生接辞が付属する。「古本屋」は「〔ふる‐本〕‐や」と分析でき、〈ふる本〉はここでは語幹として働く。また「本」のように接辞をもたず、語幹だけで語になる場合もある。語幹は語彙(ごい)的意味を、屈折接辞は文法的意味を示すといわれることがあるが、この区別は意味の程度の差に基づく相対的なものである。
[山田 進]
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…さらに助動詞〈だ〉の各変化形を,それぞれ1単語(助詞)と考えることもできるが,各変化形の用法は動詞・形容詞の各変化形にほぼ一致し,各変化形を通じて意味上一貫性が認められるので,1個の活用系列中に収める。
[語幹と語尾]
動詞・形容詞(および形容動詞)では一般に,交替の行われる音節以下を活用語尾,それに先だつ部分を語幹と呼ぶが,動詞のルレ添加型では,直前の1音節(考えルの〈え〉,試みルの〈み〉)までを語尾に含める習慣である。なお,見ル・出ル・来ル等では,ルの前が1音節にとどまるが,これらは語幹・語尾の別のないものという分類をうける。…
…このような交替する要素は〈接辞〉と呼ばれるが,正確を期するためには〈屈折接辞〉とでも呼ぶべきである。屈折接辞は,音形のちがいを無視して意味の同じものを同一物と考えると,ある品詞に属する単語(の本体,すなわち〈語幹〉)には原則としてそのすべてに直接もしくは間接的に接続しうる。その際かなり強く結びつくことを特色とする。…
※「語幹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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