上矢の鏑(読み)うわやのかぶら

精選版 日本国語大辞典 「上矢の鏑」の意味・読み・例文・類語

うわや【上矢】 の 鏑(かぶら)

(えびら)征矢(そや)の上に二本差す鏑矢(かぶらや)。実戦用ではなく、射ると音が出るので、戦闘開始の合図などに用いた。
※金刀比羅本保元(1220頃か)下「上矢(ウハヤ)のかぶらは生朴(なまぼう)・ひら木なんどをもって目の上八寸八角にをしけづり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android