乏精子症(読み)ボウセイシショウ

デジタル大辞泉 「乏精子症」の意味・読み・例文・類語

ぼうせいし‐しょう〔ボフセイシシヤウ〕【乏精子症】

精液中の精子の数が著しく少ない状態。精巣造精機能障害によるものが多いが、精子輸送路の障害原因となる場合もある。精子過少症。精子減少症精子欠乏症。→OAT症候群

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の乏精子症の言及

【精液】より

…精液はその90%内外を占める精漿と細胞成分としての精子とから成る。精子は男性の生殖細胞で,正常精子数は1億/ml前後であり,4000万/ml以下は乏精子症,ほとんど精子のないものは無精子症といわれる。精子はオタマジャクシ状で,頭部,頸部,中片,尾部の4部分に区分され,全長50~70μmである。…

※「乏精子症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」