人我に辛ければ我また人に辛し
相手が自分に対してむごくすれば、自分も相手にむごくする。
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ひと【人】 我(われ)に辛(つら)ければ我(われ)また人(ひと)に辛(つら)し
相手が自分に対してつれなくすれば、自分も相手につれない態度で接するということ。「
列子‐説符」に「人愛
レ我、我必愛
レ之、人悪
レ我、我必悪
レ之」、また「
孔子家語‐
賢君」に「愛
レ人者則人愛
レ之、悪
レ人者則人悪
レ之」とある。目には目、歯には歯。
※
浄瑠璃・浦島年代記(1722)二「
人我につらければ、我又人にうき節の」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報