精選版 日本国語大辞典 「相手」の意味・読み・例文・類語
あい‐て あひ‥【相手】
〘名〙
※米沢本沙石集(1283)七「貧しき侍の宮仕しけるが、主の御相手(アヒテ)になりて侍ける」
② 対抗して勝負を争う人。競争者。
※古今著聞集(1254)一〇「競馬十番ありけるに、〈略〉久清合手をきらひて辞し申けれども」
※俳諧・曠野(1689)八「双六のあひてよびこむついり哉〈胡及〉」
③ ある物に取り合わせる、もう一つの物。
※古文真宝笑雲抄(1525)一「一抄云、章甫薦レ履。章甫は冠ぞ。冠をば履のあいてにしきたぞ」
[補注]働きかける対象を表わす語のすぐ下に付けて「観光客相手の商売」「受験生相手の雑誌」などと用い、また、働きかける動作を表わす語のすぐ下に付けて「遊び相手」「相談相手」「競争(対戦)相手」などとも用いる。
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