切具足(読み)きりぐそく

精選版 日本国語大辞典 「切具足」の意味・読み・例文・類語

きり‐ぐそく【切具足】

〘名〙 太刀薙刀(なぎなた)など、打ち合い、切り払う打物(うちもの)の道具類をいう。
※玉塵抄(1563)三四剣客はきり具足を以て、きっつついつして、へいはうすることぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の切具足の言及

【具足】より

… なお具足に付属する籠手(こて),脛当(すねあて),佩盾(はいだて),面具の類を総括して小具足(こぐそく)といい,《源平盛衰記》に平清盛の姿を〈小具足取り付け腹巻著て〉とあるのもこれであり,室町時代のころには部品の数によって五具足(いつぐそく),六具(りくぐ)などの名称を生じた。またこれらを完備したものを諸具足(もろぐそく),不完全なものを半具足と称し,さらに太刀,長巻の類を切具足(きりぐそく),鑓,薙刀(なぎなた)の類を長具足ともいった。甲冑【鈴木 敬三】。…

※「切具足」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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