塵も灰も付かぬ(読み)チリモハイモツカヌ

デジタル大辞泉 「塵も灰も付かぬ」の意味・読み・例文・類語

ちりはいかぬ

取り付くしまもない。そっけない。
「ともかくもそなたの分別次第と―やうに言へば」〈浮・万金丹・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「塵も灰も付かぬ」の意味・読み・例文・類語

ちり【塵】 も 灰(はい)も付(つ)かぬ

きっぱりと言い放つさまにいう。とりつくしまが全くない。そっけない。ちりはい付かず。
浮世草子好色万金丹(1694)五「ともかくそなたの分別次第とちりもはいもつかぬやうにいへば」

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