姫達磨(読み)ヒメダルマ

デジタル大辞泉 「姫達磨」の意味・読み・例文・類語

ひめ‐だるま【姫達磨】

郷土玩具の一。女性の姿をかたどった、だるま形の人形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の姫達磨の言及

【達磨】より

…客の求めに応じてその場で目を入れる風が,仏の魂を入れる開眼の古俗とも結びついてひろまり,大願成就したとき目なし達磨に目を入れる風が今日にも伝わった。達磨はまた起き上がるというところから性神としても信仰され,男性器を連想させる形のものや,女性器を表象する模様があしらわれ,ここから姫達磨という女性の達磨もあらわれた。また蚕のことを〈お子様〉と呼ぶ風のあるところから,お子様を殖やす願いが性神としての達磨の信仰と結びつき,達磨が養蚕の縁起物となり,長野県の養蚕地帯では達磨を寺から借りうけてお子様繁昌を祈り,御礼には達磨を二つにして寺に奉納する風習も生まれた。…

※「姫達磨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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