ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
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…人,器財,動物などを模してそれに代わるべきものを作り,種々の呪術を行う道具。人形,馬・牛・鳥・鶏・犬形,刀・剣・鉾・鏃形,車・輿・舟形,男茎形など多種にわたり,素材も紙,布,木,鉄,スズ,銀,金,土製と多様である。飛鳥時代中国から伝わり藤原宮期に確立し,奈良・平安時代に盛行し後代につづく。…
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【玩具の起源】
現世人類がこの地球上に現れたころに,はたして玩具として位置づけられるものがあったかどうかは予測しがたいが,玩具に発展しうるものがすでに存在していたことははっきりしている。現存する最古の玩具は,古代エジプト時代の墳墓から出土しているものが多いが,その中には,人形,動物のミニチュア,舟のミニチュア,ボール,こま,がらがらなどがある。また,現代になっても,近代文明のいきわたっていない民族の間で親しまれている玩具を探ってみると,アメリカ・インディアンの鹿皮のボール,紀元前1500年ぐらいから続いているといわれるメキシカン・ボール,ニューギニアの木の葉を利用して作った帆舟,北アメリカのホピ・インディアンが儀式が終わると子どもに与えるという人形,アフリカのコーサ族のトウモロコシの穂軸で作られた人形などがある。…
…日本全国それぞれの土地で古くから自給自足的につくられ,主として子どもたちの遊び道具として親しまれてきた伝承的な人形玩具類。そのほとんどが江戸時代から明治期にかけて生まれたもので,いずれもその土地の生活風俗などに結びついている。…
…人形を操って演じる劇。人形芝居ともいう。…
…縁起人形の一種。童顔の大頭で裃をつけて座った人形。…
…いぼの民間療法は多く,いぼとなにか他のものとの間に箸を1本渡し,〈いぼいぼこの橋渡れ〉というと,いぼは橋を渡って他に移るので治るなどという呪法もある。これは病気にかからぬまじないとして紙の人形(にんぎよう∥ひとがた)で身をなで,これを川に流す厄払いと同じく病気を穢れ(けがれ)の一種とみて,これを他に移動させて自分の病を治そうとする接触療法の一つである。この系統の考えは現在まで,風邪をひいたとき他人にうつせば全快するなどという思考法として尾をひいている。…
…6月,12月の晦日に行われる恒例の大祓(おおはらえ)の儀には,〈御贖(みあがもの)〉として〈鉄人像,金装横刀,五色薄絁,糸,安芸木綿,凡木綿,麻,庸布,御衣,袴,被,鍬,米,酒,鰒,堅魚,腊,海藻,塩,水盆,坩坏,匏,柏,小竹〉を使用したことが《延喜式》に見えている。一条兼良の《公事根源》(応永年間撰)は〈あが物は身のわざはひをあがふ物をいふ心なり,人形を作て,身の代とする事おなじ心なるにや〉と述べ,罪穢を移して河海に流しやる人形(ひとがた)と贖物との関係を指摘している。なお,刑罰の科料としての贖物は刑部省に収められた。…
…人,器財,動物などを模してそれに代わるべきものを作り,種々の呪術を行う道具。人形,馬・牛・鳥・鶏・犬形,刀・剣・鉾・鏃形,車・輿・舟形,男茎形など多種にわたり,素材も紙,布,木,鉄,スズ,銀,金,土製と多様である。飛鳥時代中国から伝わり藤原宮期に確立し,奈良・平安時代に盛行し後代につづく。…
…3月3日に雛人形を川に流し送る行事。雛祭の人形は,それで身をなでて穢れをはらったあと流し去る人形(ひとがた)(形代(かたしろ))という呪具の系統をひくものとされるが,現在の各地に残る流し雛はそのような古い心意を伝える行事と思われる。…
…人形は,人間の生活する地域には必ずといってよいほど存在し,その表現法や材料に相違があって巧拙さまざまではあるが,人間の姿・形を作り出そうとしなかった民族はいない。また人形が作られる目的も今日のようにもっぱら児童の愛玩用や玩具として作られたのではなく,むしろその大多数は呪術宗教的な目的や習俗に関連して作られたもので,人形の起源もこれに由来すると考えられている。…
…3月3日の(三月節供)の行事。この日の行事は雛人形を飾り祭るものと,山遊び・磯遊びとに大別できる。雛人形を飾り祭るのは,中国伝来の3月上巳(じようし)の行事と日本に古くからある人形(ひとがた)によって身をはらおうとする考え,および貴族の幼女の人形遊びとが結合して,室町時代ごろに一応の形を整えたといわれる。…
…船霊は多くの場合船大工が管掌し,新造した船の船下しの直前に船にこめるのが普通である。船霊の神体とされるものは,男女一対の人形,銭12文,さいころ,あるいは女の毛髪であることが多く,これに化粧品,櫛,かんざし,はさみなどの女の持物や五穀を加えることもある。また神社や寺のお札をはりつけるだけのところもある。…
…いぼの民間療法は多く,いぼとなにか他のものとの間に箸を1本渡し,〈いぼいぼこの橋渡れ〉というと,いぼは橋を渡って他に移るので治るなどという呪法もある。これは病気にかからぬまじないとして紙の人形(にんぎよう∥ひとがた)で身をなで,これを川に流す厄払いと同じく病気を穢れ(けがれ)の一種とみて,これを他に移動させて自分の病を治そうとする接触療法の一つである。この系統の考えは現在まで,風邪をひいたとき他人にうつせば全快するなどという思考法として尾をひいている。…
※「人形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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