寂真法尼(読み)じゃくしんほうに

朝日日本歴史人物事典 「寂真法尼」の解説

寂真法尼

生年生没年不詳
室町時代武家の女性。夫は武将遊佐宗助。康正1(1455)年,畠山義就と政長が河内国(大阪府)道明寺河原で戦った折,義就方の夫は討死覚悟で妻に後事を託したが,妻は自ら戦場に出かけて行き,眼前で夫を討った敵を射殺した。子の元服後は尼となり,道明寺に住んだと『続武将感状記』は伝えている。

(真下道子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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