打ち紛る(読み)ウチマギル

デジタル大辞泉 「打ち紛る」の意味・読み・例文・類語

うち‐まぎ・る【打ち紛る】

[動ラ下二]
他のものにまじって目立たなくなる。
「この人の御様の、なのめに―・れたるほどならば」〈総角
他の事に気をとられていやなことを一時忘れる。
「はかなきことにても、もの思はしく―・るる事あらむを」〈・若菜下〉
忙しさで、他の事を顧みなくなる。
「世渡るわざに―・れ」〈仮・竹斎・上〉

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