故吾(読み)コゴ

デジタル大辞泉 「故吾」の意味・読み・例文・類語

こ‐ご【故×吾】

もと自分。昔のままの自分。
「文三の今我こんがは―でない、しかしお政の―も今我でない」〈二葉亭浮雲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「故吾」の意味・読み・例文・類語

こ‐ご【故吾】

〘名〙 もとの自分。昔のままの自分自身
※済北集(1346頃か)二・春望「暖風遅日百昌蘇、独対韶光故吾
※浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「文三の今我(こんが)は故吾(コゴ)でない、しかしお政の故吾も今我でない」 〔荘子‐田子方〕

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